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中国山地幻視行~春まだ浅き・恐羅漢山 [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~春まだ浅き・恐羅漢山

 

 駐車場に車を止め、山頂付近を見上げると冷たい風が首の後ろを吹き抜けた。ゲレンデ斜面に雪はない。もう4月中旬である。念のため、カンジキとアイゼンは車に積んできた。よく見ると山蔭にはところどころ残雪があるようだ。思案の末、アイゼンをザックに詰めた。

 4月12日、恐羅漢山(1346㍍、広島県の最高峰)。例年、この山は3月下旬に訪れる。そのころなら、残雪期の終わりを味わえるからだ。今年は諸般の事情があり、半月遅れになった。そんなわけで雪のないゲレンデ脇をてくてくと登り始めた。

 やがて林間に入った。途端に山道を覆う雪が現れた。アイゼンを履くのもおっくうなので、恐る恐る雪の塊に足を乗せた。予想外に固く、そのまま進んだ。頂上手前の平原まで来ると、残雪が一面に広がった。ここだけは春まだ浅き、の様相だった。やはり、足が埋まることはなかった。先行者の足跡をトレースすべく探したが、見当たらなかった。最近の雨で消えたのかもしれない。

 山頂の標識周りには雪はなかった。日の当たり具合によるのだろう。冬季であれば高さ2㍍はある木の標識がほぼ雪に埋もれるのだが、やはりもう春である。山頂の標識は上から下までうららかな陽光を浴びて立っていた。

 結局、ザックに詰めたアイゼンは履くことなく下山した。


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恐羅漢の山頂手前。残雪に覆われたここだけは早春の趣だった

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西中国山地。臥龍山(正面左)と深入山(同右)を望む

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山頂に立つ標識。厳冬期にはこれが雪に埋まる

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スキー場を最上部から見下ろす

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帰途、見かけた桜。ソメイヨシノは終わったが八重は見ごろである


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