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中国山地幻視行~雪の深入山 [中国山地幻視行]

中国山地幻視行~雪の深入山


 広島県北は雪らしい。そう聞いて1219日、北へ車を走らせた。中国自動車道を戸河内インターで降りる。広島市内は晴れていたが、ここまでくると山並はすっぽりと白いガスで覆われていた。悪い予感がする。
 深入山の南登山口に着くころ、空は晴れ上がった。先行者はなく、雪面はまっさらだ。気持ちよく足を踏み入れる。30分ほど登り、一休みしていると上から声がする。男性がスノーボードで降りてきた。聞けば、東登山口を登り、コースを変えて下りてきたのだという。しかし、こちらのコースは狭く急だ。難しそうに下って行った。
 北方面を眺めると、厚く白い雲が山肌をなめるようにこちらに向かってくる。あの雲が来れば、天候は崩れるだろう。急がねば…しかし、結論を言ってしまえば、こちらが山頂に着くより雲がこちらをとらえるほうが早かった。山頂は厚い雲の下にあった。
 山頂のすぐ下にある東屋(あずまや)は窓がなく、風がよけきれない。そこで昼飯としたが、手がかじかんで自由がきかない。取り出した握り飯も凍っているかのようだ。山小屋で凍ったかまぼこを食い「自分はこんなところで何をしているのだ」と自問した加藤文太郎の心境も分かろうというものだ。
 しかし、風はやまず、早々に下山とする。履いてきたスノーシューを再び取り付けようとするが、かじかんだ手では時間ばかりが過ぎていく。

 山頂直下、急な下りをおっかなびっくりで降りていると、男性が一人登ってきた。本日出会った二人目の登山者。雪が柔らかく、足が埋まってしまうので登りよりもエネルギーの浪費が激しい。それでもなんとか下りきったころには、陽は大きく傾いていた。

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まっさらな雪と晴れた空が待っていた


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途中からスノボの跡らしきもの


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この辺りまでは快適だった

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山頂は厚い雲の下

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南方面はまだ晴れていた

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東屋は雪の中。床も雪で覆われていた

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登山口付近にあった熊情報

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