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アジア幻視行~漢拏山・火の島 風の島 [アジア幻視行]

 アジア幻視行~漢拏山・火の島 風の島

  日本の本土から真西に240、朝鮮半島の真南の海上にその山はある。典型的な楯状火山。粘性の低い溶岩のため広いすそ野を持つ。日本でいえば霧ヶ峰あたりがこの型に属する。済州島の漢拏山(ハルラさん、朝鮮語:한라산)。標高1950㍍。韓国の最高峰である。
 5月2日、この山に登った。日本から空路2泊3日。山仲間10人でツアーに参加した。天気もよく上々の山行だった。
 火山の型から推測がつくが、登山路が非常に長い。距離にして9.6㌔、標高差では1200㍍。もっとも一般的な城板岳登山路から入ったが、もう一本の登山路でも約8㌔ある。どちらにしても溶岩台地を長時間歩かねばならない。普通に歩いて登り4時間半程度らしいが、総勢30人のツアーだったため5時間余りかかった。岩がごろごろして歩きづらいところもあるが、総じて木道が整備されている。
 大型バスが何台も入る駐車場(標高750㍍)を出発し、樹林帯の中を6㌔あまり歩く。ほぼ平坦といっていい。周りは落葉樹のほか、何も見えない。見上げた空は青かった。これを過ぎてやっと本格的な登りになる。階段状の道をあえぎながら抜けると頂上一帯が見えてくる。大きな山小屋もある。周囲の斜面はツツジが咲き乱れるらしい。本当はシーズンなのに「らしい」と書かねばならないのは、開花が遅れているためである。例年なら4-6月が時期のはずだが、いまだつぼみのままだった。天候異変は日本と同じらしい。
 ここからの登りは見晴らしがきき、苦しいが快適である。丸い山の左側を巻く。ゴールが見え始める。小屋から1時間半で頂上。この島は風の強いことで知られるが、この日は幸運にも微風だった。火口湖が見下ろせる。雲はほとんどない。黄砂のためか、遠くはかすんでいる。海は見えない。溶岩のすそ野が広がる。この島が火山でできたことがよく分かる。
 たどりついた頂上は登山者でいっぱいだった。いかに韓国の人たちに愛される山かが、よく分かる。ウエアもカラフルだ。日本と比べると、3040歳代が多い。早足で登る。こちらが特別ゆっくりペースだったこともあるが、かなりの人数に追い越された。これも国の勢いの差というべきか。下山はそのまま同じ道をたどった。合計20㌔弱。長かった。

  登山口発0615‐山小屋着0950‐頂上着1145‐頂上発1220‐登山口着1625

 
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ここから30分、左の丸い頂が山頂。左側を巻いて登る

 
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標高1900㍍地点。ここを登り切ればゴール

 
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 登山者であふれる漢拏山の頂上

 
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 火口湖が見下ろせる

 
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 すそ野の広い溶岩台地がよく見える

 
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 長い樹林帯。韓国の登山者(右端)が日本人登山者(前方)を追い越していく

 
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「ツツジ畑」という名の山小屋。標高1370㍍にある

 
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ツツジはまだつぼみだった 

 
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9.6㌔は長い。前半3分の2はほぼ平坦 


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