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中国山地幻視行~比婆連山・ササユリの道 [中国山地幻視行]

         中国山地幻視行~比婆連山・ササユリの道

 6月26日、梅雨の晴れ間、久しぶりに比婆連山を巡った。気温22度。蒸し暑さを予想したが、風はむしろひんやりしていた。順調に烏帽子岩山を越え、比婆山にかかる。山頂には比婆御陵があり、イザナミが葬られた地とされる。烏帽子岩とは反対側の竜王山からこの地をめざすと、樹齢千年ともいわれるイチイの巨木が門柱のようにたたずみ、門栂と呼ばれている。周辺まで来たとき、ロープが張られているのに気が付いた。あらためて巨木を見ると、下半分が無残に枯れかかっている。樹齢千年の命脈が尽きようとしている。なんとか再生を、と願うばかりだ。立ち入り禁止ゾーンは、山行者に踏まれぬよう、少しでも根への負担を減らそうとの配慮であろう。

 緑濃い池の段から下りはじめたとき、紫の小さな花が目に入った。ウツボグサである。ただ一輪、風に揺れていた。立烏帽子を越えて長い下りにかかる。だらだらと尾根道を下っていると、大振りのササユリがこれでもか、というほど咲き誇っていた。もう6月の末、そろそろシーズンも終わりと思われるが、花弁はなおみずみずしかった。

 日曜日だったが、思ったほど人は多くはなかった。そのせいか、思うままに花に見とれて六の原に帰り着いたころには夕暮れが迫っていた。

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イチイの古木は枯れかけていた

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正面右が比婆山、左が吾妻山。池の段から

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緑濃い池の段

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大ぶりのササユリ

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ササユリ咲く山道

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ウツボグサ

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コアジサイ

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アザミと蝶。夏らしい

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ヤマトラノオ